09/06/26 22:18:23.22 vNMm1UQu
今回の与党案では、漫画、アニメに対しての規制は見送られたが、検討事項とされた。
そもそも、児童ポルノの被写体とされる被害児童の権利回復のために立法されたこの法律が、
いつの間にやら「性的好奇心の有無」と「主観的な利用意志」により、犯罪化の拡張がされていないだろうか。
処罰し、規制すべき対象は、被害児童の人権侵害を現に行う者たちであって、
この規制・処罰によって被害児童を救出することが法の目的であることを忘れてはならない。
今の空気は、「児童ポルノ」を論じる時に憲法上は保証されているはずの「表現の自由」や「内心の自由」を持ち出すのは、
筋違いだという決めつけが横行しているように感じる。
「規制論」に異論をさしはさめば、「児童ポルノ規制に反対なのか」と叩かれることを覚悟しなければならないので、
政治の場で私とまったく同じ危惧を感じている人も、堂々と意見が言えなくなってきている。
明日は、民主党案も同時に審議される。民主党案には、共有出来る問題意識もあるが、もっと聞いてみたいことがある。
冷静で精緻な議論を展開することが、たとえ選挙前であっても求められるのが、刑罰法規の審議だということを忘れないようにしたい。
明日の質問は、午後1時30分から30分間の予定。
午後2時からの参考人質疑でも15時45分から15分間と、2回登板することになる。とっても重要な一日になりそうだ。