09/06/25 10:00:29.27 PoNYhqVc BE:415368427-BRZ(10000) ポイント特典
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裁判員の法廷内スケッチやめて 東京地裁、メディアに要請へ
刑事裁判の報道に伴う法廷内スケッチをめぐり、東京地裁は、裁判員裁判では裁判員が特定されないように描写するよう
メディアに配慮を求める意向でいることが分かった。裁判員法は裁判員が特定できる情報の公表を禁じているためで、
他の裁判所にも影響を与えそうだ。ただ、こうした表現の制約には「憲法が定める裁判の公開原則から逸脱するのでは」との声がある。
刑事法廷では、写真撮影は開廷前に限られているが、裁判長が認めれば、審理中に法廷内をスケッチすることができる。
著名事件の裁判報道では、法廷画家が描いた被告や裁判官の容姿を中心とした作品が新聞に掲載されたり、テレビで放映されたりしている。
ところが、裁判員裁判では、裁判官を挟んで座る裁判員の顔立ちや体つきもスケッチの対象となる可能性がある。
その際、問題となるのは「何人も裁判員を特定するに足りる情報を公にしてはならない」という裁判員法の規定。
裁判員がどこの誰かが判別できるほどリアルに描かれるようなケースが、規定違反に当たるかどうかだ。
東京地裁は「どう対応するかは事件ごとに裁判長が判断する」との立場だ。だが、裁判長が廷内スケッチを認める場合は
(1)裁判員が特定できるように描かない(2)容姿が似ていなくても写実的には描かない-の2点の配慮を求める意向という。
似ているかどうかを問わず写実的な描写を避けるよう求めるのは、報道の受け手が
「これほどリアルに描かれたら自分だと分かってしまう」と裁判員になることを不安がる恐れがあるからという。
~長文につき、つづく~
中日新聞 2009年6月25日 朝刊
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