09/06/23 14:01:37.36 5QXDreO+ BE:795974764-PLT(20001) ポイント特典
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国立メディア芸術総合センターに関しては異論もあるけど賛成だ。現在のように、マンガや
ア二メの一次資料や原本・原稿そのものが散逸してしまうより、保護してくれた方がマシだからね。
もちろん、「箱モノだけ作ってほうりっぱなしでいいのか」と言われると「いいはずないだろう
けど、だからといって企画全部潰すのが果たして僕たちオタクの公益となるか」と考えてしまう。
・日本の国益
・日本国民全体の公益
・オタクの公益
この三つ、実はすこしずつ矛盾してるし、ずれている。
たとえば、誰でも自宅の区に廃棄物処理場ができるのはイヤだろう。つまり「区民の公益」としては
反対だ。でも「東京都民の公益」としては意味がある。こういう場合、公益同士がぶつかって議論が
起きる。先進国と発展途上国が、Co2排出限度を議論する。すでに経済発展を遂げた先進国は
「地球温暖化を防ぐ」という大きな公益を叫ぶ。途上国はCo2限度枠の拡大という「比較的小さな
公益」を叫ぶ。
でね、オタク業界のやっかいなところは、「正義が好き」という人の含有率が多いところなんだよね。
「正義が好き」という人は、できるだけ“大きな公益”を立脚点に置く。だから、せっかく国が
「国営のマンガ喫茶作りましょう」って狂ったこと(!)言ってるのに「大きな公益のため」に
反論しちゃうんだよね。「大きな公益のため」しか考えない意見というのは、つまり「利己的でない
意見」のことだ。そして、利己的でない意見、というのを僕は信じないようにしてるんだ。
言い過ぎかな? 「利己性を含まない意見」「利己性と公益との葛藤をはらまない意見」を信じない、
と言い換えようか。それは「責任を持たない意見」と僕にとっては同義だから。
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