09/06/10 02:36:42.77 951gjPEb BE:16857465-PLT(12000) ポイント特典
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<日経>◇川重と産総研、ニッケル水素電池10秒で充電 電車やバス向け
川崎重工業は独立行政法人・産業技術総合研究所と共同で、充電時間が10秒以内で済むニッケル水素蓄電池を開発した。
極細の炭素繊維を特殊処理した電極を使うなど従来と構造を一新、充電時間は従来の60分の１だという。電車やバスなど
大型の車両向けに、５年後の実用化を目指す。
ニッケル水素電池は現在ハイブリッド乗用車にも搭載されているが、小型でもより出力の高いリチウムイオン電池への移行が進むとみられている。
ただスペースに余裕がある大型車両の場合は、安価で、不燃性の材料からなるニッケル水素電池をそのまま高性能化させていく方が需要が見込めると川重では見ている。
新開発の電池は、直径10マイクロ（マイクロは100万分の１）メートルの炭素繊維の表面をニッケル化合物でメッキ、多数束ねたものを電極に採用。
充電時の膨張にも耐えられるようになり、急速充電を1000回繰り返しても性能はほとんど落ちないという。
従来は充電速度を上げすぎると電極に使っている板状や薄膜状のニッケル化合物が膨張・収縮してはがれるなど劣化。蓄電容量や寿命が低下するため、
充電に時間をかける必要があった。
川重は2005年に、約10分で充電可能なニッケル水素電池「ギガセル」を開発。試作車両も製作し、架線のない電車などへの採用を国内の自治体や
海外に働きかけている。今後は新電池の提案も強化。駅に停止する際に充電して長距離を移動できる架線不要の電車やバス、充電のための中断時間
がほぼ不要となるフォークリフトなどへの応用を目指す。
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日経新聞朝刊より