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札幌地検：道内初、裁判員事件 強制わいせつ傷害
札幌市手稲区の路上で今年４月、女性が押し倒されてけがをした事件で、札幌地検は９日、
手稲区新発寒７の５、無職、大日向（おおひなた）航（わたる）容疑者（２７）を強制わいせつ傷害と
強盗傷害の両罪で札幌地裁に起訴した。５月２１日に始まった裁判員制度の対象事件の起訴は道内で初めて。
起訴状などによると、大日向被告は４月２８日午前０時４０分ごろ、無職女性（２７）に
後ろから抱きついて押し倒し、下着を奪って軽傷を負わせたうえ、目撃して追いかけてきた
男性会社員（３２）の顔を殴ったとされる。
大日向被告は５月１９日、札幌手稲署に逮捕された。別の女性に対する強制わいせつ事件にも
関与した疑いがあり、同署は１０日、再逮捕する方針。裁判員裁判は同一被告の同種事件を
併合して審理するため、初公判は９月以降になる見通しだ。
また札幌地裁はその６週間前までに管内６１００人の候補者から５０～１００人を抽出し
呼出状を送付。呼び出しを受けた候補者は初公判の期日に地裁へ出向き、裁判員６人と
補充裁判員２人が選ばれる。
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