09/05/28 21:01:49.79 VnJ8wFKF
政府は、小児性愛者がヴァーチャルな児童ポルノを児童を誘うのに利用するかもしれない、と主
張する。しかし、それ自体が合法的な存在でありながら違法なことに利用されるものは無数にあ
る。
児童を保護するために「成人の権利の内にある表現(speech within the rights of adults to hear)」すべて
を完全に禁止することはできない。
政府は、ヴァーチャルな児童ポルノは小児性愛者を刺激し違法な行為に走らせる、と主張する。
しかし、表現を、それが持つ単なる傾向だけで禁止することは出来ないし、それによっていつか違法行為が行わ
れるであろう可能性が高まる、というだけで禁止することもできない。
政府は、ヴァーチャルな児童ポルノの禁止は児童ポルノ市場をなくすためにも必要だ、と主張する。
しかし、ヴァーチャルな児童ポルノが流通すれば、却って違法な児童ポルノは姿を消すのではないか。
政府は、ヴァーチャルな児童ポルノが流通すれば、実際の児童ポルノの制作者を訴追することが困難になる、と
主張する。この主張に従えば、結局「憲法によって保護されない表現を禁止するために、憲法に保護される表
現を禁止する」ということになるが、そのようなばかげたことはない。
最高裁は、以上のように論じて、原告の主張を認め、CPPAの関係条文は違憲という判断を示しました。
URLリンク(www.seirin.org)
アメリカの最高裁判断