09/05/28 10:38:13.48 4c6ZvkHP BE:842692829-PLT(12000) ポイント特典
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国立天文台の村岡和幸(むらおかかずゆき)研究員らは、野辺山宇宙電波観測所のミリ波(※)干渉計を用いて、渦巻銀河M83の中心部分で一酸化炭素とシアン化水素を観測しました。その結果、可視光では暗く見える領域に高密度分子ガスが存在していることを明らかにしました。
以前の観測では、空間分解能が不足していたために、高密度ガスの詳しい位置や広がりはわかっていませんでした。
しかし、村岡氏らの観測によって、高密度分子ガスの分布、つまり星が次々と生まれている星形成領域は、可視光で明るい領域の中心から約965光年離れていることがわかりました。
これまでの観測ではわからなかった、大量の分子ガスや塵に覆い隠された星形成の現場を特定することに初めて成功したのです。また、高密度分子ガスの広がりは約965光年四方で、これは銀河系で知られている巨大分子雲の集団程度の大きさであることもわかりました。
村岡氏らはさらに、一酸化炭素を指標とする分子ガスに対する高密度分子ガスの割合と星形成効率(単位ガス質量あたりの星形成率で、どのくらい効率よく星を形成しているかという指標)の関係を調べ、他の銀河と比較しました。
URLリンク(www.astroarts.co.jp)
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