09/05/21 23:41:55.47 S3CQR1eA BE:599952544-PLT(12001) ポイント特典
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都内の医師が言う。
「東京では先週まで、海外渡航歴や確定患者との接触がなければ、A型の陽性患者でも
新型か季節性かを調べる遺伝子検査は行なっていませんでした。実際、病院で遺伝子検査を
拒否された人も多い。都は18日から検査対象を広げたが、それでも『病院で38度以上の
A型入院患者が3人以上出た場合』など、ケースはかなり限られています」
元東京都衛生局職員でジャーナリストの志村岳氏はこう指摘する。
「関西では神戸の医師がたまたまA型患者の遺伝子検査をして新型が発覚したが、東京の体制では
感染者が『いない』といった方がいい。A型インフルエンザの流行は例年3月いっぱいで終わるのに、
都内では4月以降も続出している。季節性ではなく、新型がとっくに入り込んでいた証拠です」
WHOの新型インフルエンザ対策に携わる東北大教授の押谷仁氏(ウイルス学)は、「米国の公表は
数千人だが、恐らく10万人規模」とし、日本も少なくとも数千人規模になっている、とみている。
つまり、首都圏も関西と同じかそれ以上、数百人規模の感染者がいてもおかしくないのだ。
「東京には“事情”がある。遺伝子検査にかかる費用は4万円。A型患者すべてに検査をやっていたら、
財政がパンクします。また、感染者が続出すれば、東京五輪招致へのイメージも悪いですからね」
とっくの昔に、周囲には感染者がウヨウヨ。都内1人目で大騒ぎするのがバカらしくなる。
(日刊ゲンダイ 2009/05/21 掲載)
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