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<アリをゾンビ化して操るタイコバエ>
National Geographic News
May 15, 2009
タイコバエというハエの繁殖方法は実におぞましい。特定のアリに産みつけられた卵からかえった
ウジはアリの脳髄を食べ、アリを操るかのように移動させ、さらに頭を切り落としてその中で
蛹(さなぎ)となる。しかし、このハエの繁殖方法を、害虫であるアカカミアリの駆除に利用する
取り組みが、アメリカ南部で進められている。
タイコバエは、アカカミアリという毒針を持つ凶暴なアリの一種を見つけると、その体内に針のような
管で卵を産み付ける。ふ化したタイコバエの幼虫(ウジ)はアカカミアリの頭の中へ移動し、そこで
脳髄をすすりながら成長する。しばらくすると、アリはウジにコントロールされているかのように
動き始める。
同じ巣のアリからの攻撃を避けるため、アカカミアリはタイコバエの幼虫に操られるかのように巣を
出て行く。たいていは、湿り気のある緑の多い場所にたどりつく。中には巣を離れてから50メートルも
さまよい続ける“ゾンビ”アリもいるという。
記事引用元:NATIONALGEOGRAPHIC(URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp))
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
タイコバエは、アカカミアリを見つけると、その体内に針のような管で卵を産み付ける(写真左上)。
タイコバエのウジはふ化するとアリの頭の中に移動し、脳髄を食べて成長する。
アリは、ウジに操られるかのように、巣から出て他のアリの攻撃を受けない場所に移動する。
そこでウジはアリの頭を切り落とし(右上)、頭の中を食べながらさらに成長する。
そして卵が産み付けられてから約40日後に、ほぼ成虫に近い蛹(さなぎ)になる(右下)。写真左下は成虫のタイコバエ。
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)