09/05/14 23:19:40.90 YW9jpIv2 BE:1000037074-PLT(12001) ポイント特典
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乾そば開発で農家支援 岩手町ふるさと振興公社
岩手町ふるさと振興公社（社長・民部田幾夫町長）は、県内一位の生産量を誇る町産ナガイモを使った乾そばの開発を進めている。
キャベツや大根など多くの品目で県内トップの野菜産地を発信強化する「農家応援プロジェクト」の第一弾。
そばと相性がいいナガイモの特徴を生かした太めんに仕上げ、七月の道の駅・石神の丘開業七周年に合わせたデビューを目指す。
そばやうどんを製造販売し、町内外にファンが多い同町坊の土川そば（帷子定男社長）に製造を委託。
町産地直売組合（田中喜一組合長）を通じてナガイモを仕入れる計画だ。
小麦粉に町産そば粉を３０％以上、生のナガイモを約５％の割合で配合。
「インパクトのあるめんにしたい」との意向で土川そばの既製品より倍ほどの太さにした。ナガイモのでんぷん質がツルツルした食感を演出する。
土川そばの帷子光彦・製造担当は「岩手町のナガイモは粘りが強くて味が濃く、大好きな食材。おいしいめんになった」と自信をのぞかせる。
十二日は道の駅・石神の丘レストランで、町や新岩手農協の担当職員ら約二十人が参加して試食会を開いた。
「マイルドな味わい」との評価や「ナガイモの滋養効果を前面に出しては」などの助言が出た。
今後、名前や商品デザインを検討。二人前に相当する２５０グラム入りの一袋を税込み三百五十七円とする予定。
道の駅・石神の丘産直施設を中心に、卸売りも含め販路拡大を目指し、初年度は五千袋の販売を見込む。五千袋分で約１００キロのナガイモを使うという。
岩手町のナガイモ栽培面積は約７２ヘクタール、出荷量は１０２０トン、出荷額は約七千二百万円でいずれも県内一だ。
同公社のオリジナル商品はブルーベリーカレー、キャベツを使った焼酎「キャベ酎」など四品目。
担当の大坊俊貴主任は「似たようなそばもあるが県内一の産地であることを最大の付加価値にして売り込みたい」と期待を込める。
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【写真＝太さに特徴を持たせた「ナガイモそば」（右）。従来の「土川そば」（左）の倍近くある】
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