09/05/10 18:38:38.33 bdEqlAP3 BE:122364959-PLT(12000) ポイント特典
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森守る国産割りばし、間伐材を活用し製造
割りばしを巡る事情に変化がみえる。安価な輸入ものに対して劣勢が続く国産ものへの見直し機運が高まってきたのだ。使い捨てが資源の無駄遣いと非難されがちだったが、
国内の間伐材を活用すれば森の保護にもつながる。「割りばしをすべて国産に」。そんな夢を広げる熊本県・天草の製材所を訪ねた。
「切り出された木材を無駄なく使わないともったいないですからね」。上天草市の松島木材センター(鍬本行広社長)で割りばしを担当する金井行光さん(49)は笑顔を見せた。
1964年の創業以来、県産スギで建築用材などを製造してきたこの製材所で、間伐材の端材を使った割りばしづくりが始まったのは3年前だ。工場内は、さわやかな木の香りに包まれ、ちょっとした森林浴気分になる。
皮をむき乾燥させた端材は機械で裁断され、切り込みが入れられ、次々に割りばしになっていく。ピンク色を帯びた木肌や、つややかな木目が美しい。
同センターの出荷量は1か月約50万膳。大阪、熊本、福岡、東京などの販売業者や飲食店向けだ。また昨年は、JTB九州(福岡市中央区)の企画で、九州の旅館、ホテル18施設に同センター製の割りばしが1万膳ずつ配られた。
今年も夏ごろから配布予定。はし袋には「九州の元気な森林づくりを応援しています」のメッセージがある。
輸入ものが97%
林野庁のまとめでは、08年の国内割りばし消費量は227億膳に上る。輸入ものが約97%を占め、そのほとんどが中国産という。国産は6億膳に過ぎず、89年の115億膳と比べると20分の1近い激減ぶりだ。
最大の要因は価格差とみられている。輸入ものが安い人件費などを背景に、1膳1円前後というのに対し、国産は2、3円はかかるらしい。
近年、マイはしを持ち歩く人や、洗って繰り返し使える「リターナブルはし」を置く店が増えたことも、割りばしの需要に影響を与えているようだ。
URLリンク(kyushu.yomiuri.co.jp)
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