09/05/04 02:17:58.25 Gzk6U5UQ BE:164351726-PLT(12135) ポイント特典
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依頼531
火星に無人探査機を軟着陸させる日本で初めての計画が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や東大の研究者らの間で浮上した。
平成30年の打ち上げを目指す構想で、環境変化の過程を探る。火星は月に続く有人活動の候補地として欧米などが探査競争を展開しているが、
日本は火星を周回する探査機「のぞみ」を失敗し、後塵(こうじん)を拝している。関係者は「今度こそ」と意気込んでいる。
計画は「MELOS」(ミーロス)と名付けられ、既に100人以上の研究者が参加。
25年ごろにJAXAの正式なプロジェクトとして開発着手を目指す。
火星の大気のほとんどを二酸化炭素が占める理由や、火星誕生から数億年後に大気圧が下がり始め、現在は地球の1%以下まで減った原因などを探る。
火星は昨年、米国の探査機「フェニックス」が水の存在を確認、欧州も15年に探査機「マーズ・エクスプレス」を打ち上げた。
ロシアも近い将来、衛星「フォボス」で軟着陸して土壌を地球へ持ち帰る計画で、各国の探査ラッシュが続いている。
一方、日本は10年に周回探査機「のぞみ」を打ち上げたが機器の故障で軌道投入に失敗、計画が途絶えていた。
MELOS計画では、高度が異なる2基の衛星で大気の流れや組成などを高精度に観測する。探査機には小型車やレーザー装置、地震計などを搭載。
レーザーを地表に照射し、蒸発した気体の元素を調べたり、小型車で土壌を分析することなどを検討している。土壌分析で生命の痕跡にたどり着く可能性もあるという。
佐藤毅彦・JAXA宇宙科学研究本部教授(惑星大気)は「火星の大気や土壌を研究すれば、気象学や地質学の発展に大きく貢献できる。ぜひとも成功させたい」と話す。
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