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北茨城のお祭りで事故 １０人重軽傷だっぺ
三日午後二時半ごろ、北茨城市大津町で開かれていた「常陸大津の御船祭」で、引き手がロープを使って引いていた「御船」が県道交差点を左折しようとした際、地面上のフックと滑車をつなぐワイヤが切れてロープが緩み、男女五人が前のめりに転倒した。
男性二人が足の骨を折る重傷、男女三人が軽いけがを負ったほか、滑車やロープが道路沿いで見物していた観客に当たるなどして、引き手や観客ら計十人が重軽傷を負った。
高萩署によると、船が左折する際に角にぶつからないようにするため、交差点の真ん中に固定したフックにワイヤで滑車をつなぎ、その滑車にロープを通していたという。ロープは長さ約四百メートルで直径は約十センチ。数百人で町内を引き回していた。
祭りは五年に一度開かれる国の選択無形民俗文化財で、町内の住民らでつくる保存会が主催。今回は二、三の二日間開かれ、約十万人が訪れた。事故発生後、一時間ほど中断して再開した。
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