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ヒットランク1、2位独占 「アニメ曲」席巻の裏事情
2009/4/27
アニメ「けいおん!」のオープニング曲、エンディング曲がオリコンの2009年4月25日付け
デイーリーシングルCDランキングで1位、2位を独占した。
このアニメ、09年4月放送から原作のマンガ本がバカ売れ。
登場キャラが持っている楽器まで注目されるなど社会現象化し始めているが、
この日のオリコンランキングのトップ10のうち、なんと6曲がアニメ関連の曲。なぜなのか。
邦楽ジャンル低迷のせいで、アニメソングは拡大していない
実は、09年4月25日付けのランキングでは、トップ10のうち、アニメ関連作品は6曲も入っている。
そのうち、5曲は声優が歌っているもので、歌手が歌ったのはアニメ「ワンピース」の
オープニング曲を歌った東方神起の1曲のみだ。
CD売上げランキング上位をアニメソングが席巻していることについて大手レコード会社の担当者は、
最大の原因はJポップと言われる邦楽ジャンルが低迷しているためだ、と話す。
「アニメソングの市場が拡大しているというわけではありません。Jポップが売れないことで、
ランキングに異変が起きているんです。売れたといわれるアニメソングでも、
結局、CDの売上げ枚数は数万枚、という事が多い」
というのだ。そのため、アニメソングは大事なジャンルではあるものの、アニメソングに
今まで以上に力を入れるレコード会社は多くならない、と予想している。
アニメに詳しいジャーナリストによると、アニメのCDは、ファンがコレクターズアイテムとして買う傾向が強く、
ジャケットがアニメ、歌っているのが声優の場合は人気が高いという。
そのため、有名な歌手が歌った場合、「アニメのイメージと違う」というクレームが出るようにもなっている。
こうしたこともランキングの上位に声優が歌うアニメソングが来ることになる要因で、
「アニメソングの人気は揺るぎないものがあるが、Jポップが復活し以前のようにCDが売れるようになれば、
固定のファンから支えられているアニメソングが、ランキングトップを席巻するような事態はなくなると思います」
と話している。(一部略)
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