09/04/26 21:28:19.83 AiXWbo0z BE:409815757-PLT(12000) ポイント特典
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タレントの北野誠の"不適切発言"で所属の松竹芸能は、北野に"無期限謹慎"という厳しい処分を言い渡し、
自らも日本音楽事業者協会を脱退することでケジメをつけた。
この"無期限謹慎"が意味するものは、関西における芸能ジャーナリズムの稚拙さと、
吉本興業をはじめとして、関西芸能プロの東京進出の難しさを浮き彫りにしたように思える。
推測するに、北野は所属事務所の力も過信していた節がある。
確かに松竹芸能は、今でこそ吉本興業にリードされているが、関西では吉本と並ぶ大手プロである。
しかし、東京では事情は違ってくる。かつて、東京の事務所が、関西の番組に出演したいとアプローチし、
ことごとく関西の大手プロの圧力によって、潰されてきたという現実があるのだ。
そのことをいまだに恨みに思い、関西の大手プロが音事協に加盟することを反対した元音事協の重鎮もいた。
それでも、吉本も松竹芸能も、音事協に加盟することで、東京の芸能界とのバランスを保ってきた。
それを、北野の"不適切発言"が崩してしまったのだ。
松竹芸能としては、すでに、東京で活躍している笑福亭鶴瓶や鶴光らを守るために、
北野に無期限謹慎という詰め腹を切らせて、音事協を脱会というケジメのつけ方しかなったのかもしれない。
知り合いの芸能リポーターは「音事協による言論統制だ」と憤るが、北野や関西のリポーターたちの
やってきたことはあまりにも、芸能ジャーナリズムとはかけ離れた、興味本位の裏ネタ暴露ばかり。
筆者は周防と暴力団との"黒い交際"について、30年近くにわたる取材で裏付けまで取っている。
そのほか、この"ドン"の行動をウォッチし、問題点は批判し続けてきた。
そのため、幾度も法廷で戦うことになってきた。裏ネタを扱うということは戦いなのだ。
今回、戦う精神を持たない輩が、裏ネタを扱ったことで、あっけなく「全面降伏」した。
こうした前例が、マジメに取材活動を続ける芸能ジャーナリストを追い詰める結果にならなければいいが。
本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」Vol.19
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