09/04/25 21:09:47.97 MYEG1ENN
>>884
通常のインフルエンザは感染した人のくしゃみ、つばなどの飛沫とともに放出されたウイルスを吸入することによって感染します。
この飛沫感染を防ぐためにマスクの着用は大変有効です。飛沫の直径は約5μm(ミクロン)以上で、1827Jの性能なら99%防止できます。
一方SARSや結核などは「飛沫核」とよばれる飛沫から水分が蒸発したあとの微小な塵埃(直径5μmミクロン以下)によって媒介され、
すなわち空気感染する性質を持っています。こちらの「飛沫核」を100%近く阻止するマスクはN95マスクであり、1827Jのようなサージカルマスクでは
機能的に充分ではありません。従って結核やSARSの患者をケアする医療関係者はN95マスクを着用する必要があります。
しかしながらN95マスクを使用する際には顔とマスクの間にわずかな隙間でもあれば、その効果は発揮されません。医療関係者がN95マスクを
使用時にはフィットテストを定期的に実施し、隙間がないか厳しくチェックします。1回の勤務で使い捨てることは言うまでもありません。
また、N95マスクは高い微粒子の捕集効率を誇る反面呼気抵抗が大きく、一般のマスクに比べ息苦しく感じられるもので、
長時間使用するのは結構大変です。息苦しくてちょっとはずした、みたいなことが起こるようでは意味がありません。