09/04/22 20:58:59.65 8mZvd3oO BE:70254623-PLT(12000)
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◆>>1からの続き
税金の話はちょっと書き足りなかったと思うのでもう少し説明を。
生活で消費した分までも経費として参入するのは賢い税金対策だとは私は思わないのだけれども
個人的な感情はともかくとして、やろうと思えばやれる。
だけれども、どんなに経費を計上したとしても、帰ってくるお金は
源泉で事前に徴収されている金額と同額でしかありません。
源泉というのは貰えるお金に対して1割の金額を事前に税務署に支払うお金で、
50万の報酬があるなら手元に来るのは5万を差し引きした45万円。*1
ですので、2000万の収入があっても、源泉税が還付されても200万にしかならない。
200万という金額はデカいけど、生活を維持するにはちょっと厳しいお金ですよね。
更に、佐藤先生のところは「佐藤秀峰製作所」という法人組織にしているので、
赤字になっているとしてもそれは法人部分でしかなく、個人としての佐藤秀峰さんは
月収70万*12ヶ月分プラス恐らくボーナスも計上しているでしょうから
840万~1000万くらいの個人の年収に対して課税があり、
且つ個人に対しての住民税、年金などが加算されている、という事をお忘れ無く。*2
佐藤先生のスタッフが、現時点に於ける制作量に引き比べて多いのは事実だと思います。
繁忙期に必要であろうスタッフを抱えてながら繁忙期ではない仕事をしていて
「赤字です」というのは確かに数字の見せ方としてはちょっとね、とも思う。
多くの漫画家さんが「原稿料はアシ代に消える、下手をすると赤字になってしまう」と
仰られているのは事実ですし、佐藤先生の計算方法の曖昧さはともかくとして、繁忙期ではない時に
スタッフを仕事量にあわせて減らしたり増やしたりして本当に良いのだろうか、という疑問も残ると思います。
*1:この事は佐藤先生のウエブサイトにも書かれています。
*2:法人組織の佐藤秀峰製作所も負担している旨はウエブサイトに書かれている通りだと思いますが
URLリンク(d.hatena.ne.jp)