09/04/20 00:52:43.69 e0uP+bYd BE:185871839-PLT(13797) ポイント特典
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「supercell」という音楽CDをご存じでしょうか?
3月の月間オリコンランキングの14位につけたアルバムです。……と説明されても、それがどうしたの?と思われる人は多いでしょう。
しかし、そのミュージシャン名が「supercell feat.初音ミク」だと聞いたら、どうでしょう?
そうなのです。これは人間が歌っている音楽CDではありません。
音声合成用のPCソフト「キャラクター・ボーカル・シリーズ01 初音ミク」(販売元:クリプトン・フューチャー・メディア)で作った声が、メインボーカルを担当する音楽CDです。
「初音ミク」は自宅のパソコンで、簡単に人間のような歌声を作れてしまうという人気PCソフト。
ネット上で調べてみれば、すでに何万・何十万という楽曲がユーザーの手で作られ、発表されていることがおわかりになるでしょう。
「supercell」は、そんな曲だけを集めて作られたアルバムです。
動画再生サイトの「ニコニコ動画」で、積極的に楽曲を発表していた楽曲・イラスト製作集団「supercell」が、自分たちが製作した楽曲をまとめ、メジャーデビューを達成。
ネット上で、いつでも無料で聴ける作品を集めたアルバムが、市場でまっとうに売れて、本物の(という言い方は変ですが)ミュージシャンたちに交じり、
ランキングの上位に食い込むという快挙を成し遂げました。
プロアマの垣根が「メルト(融解)」する
これこそが、いまのデジタル・コンテンツの流れを、端的に表している事例のひとつです。
このCDにおさめられている代表曲になぞらえていうならば、プロとアマの垣根が「メルト(融解)」してしまったわけですね。
ネットの発達により、「文章」という表現分野では、とっくにプロアマの垣根は消え去りました。
誰もがブログを書いて、自分の意見を発信できるようになったためです。プロの手によらない面白い文章が、いくらでも読める時代になっている。
そして2009年のいま、より高度な技能が必要とされる「音楽」というジャンル(しかもボーカル入りの楽曲)にも、その流れが押し寄せてきました。
パソコンで作った曲を使った楽曲が、他のアーチストたちの楽曲に交じって、セールスランキングで勝負を挑む時代になってきたのです。
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