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“アパート追い出し”で提訴
家賃を滞納した人をアパートなどから強引に追い出すいわゆる「追い出し屋」の被害が全国で問題となる中、宮崎市の男性が
アパートから閉め出され、居住権を侵害されたとして、大分市の家賃保証会社に対して、およそ１２０万円の賠償を求める訴えを
宮崎地方裁判所に起こしました。
訴えたのは、宮崎市のアパートに住む５１歳の男性で、１６日、代理人の司法書士が宮崎地方裁判所に訴状を提出しました。
男性は２年前に脳こうそくで倒れて収入が減ったため、障害者年金が支給されるまでのおよそ３か月分の家賃を滞納しました。
これを理由に家賃保証会社から退去を迫られた末、ドアが開かないよう特殊な器具で細工されて、去年１０月からおよそ１か月間、
妻とともに、部屋から閉め出されたということです。
男性は「居住権を侵害され、精神的な苦痛を受けた」として大分市に本社がある家賃保証会社に対して、１２２万円の損害賠償を求めています。
家賃保証会社は、住人が滞納した家賃を代わりに家主に支払い、後日、連帯保証人などから取り立てる業者ですが、一部の業者は無断で
鍵を交換するなどして、住人を追い出す強引な手法で「追い出し屋」と呼ばれ、全国で問題となっていて、１５日と１６日、宮崎のほか、東京や
関西で一斉に裁判が起こされています。
男性の代理人の山地央容司法書士は「ギリギリの生活をしている人を狙う『貧困ビジネス』は規制すべきだ」と話しています。
訴えられた家賃保証会社は「まだ訴状を見てないのでコメントできない」と話しています。
URLﾘﾝｸ(www.nhk.or.jp)
「ゼロゼロ物件」未明の取り立て 家賃保証会社に賠償命令
URLﾘﾝｸ(www.sponichi.co.jp)