09/04/04 18:21:39.58 tpJCpOWq BE:348732083-PLT(12000) ポイント特典
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◇「我亡き後」聞けず 長い髪、切った姿に胸詰まり
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椅子に深く腰掛け、ただじっと周囲の声に耳を傾ける。
引きこもりや不登校の若者が集う「フリースペースなのはな」(千葉市)で、
その男性(39)は決して自分から話の輪に加わろうとしない。
自宅で帰りを待つ父(67)は、心の中でつぶやく。
「人と話せるようになってくれ。生きるために、必要だ。この世の中、声を上げなきゃ損なんだ」
長男が引きこもったのは、自分の責任だと父は思っている。
1部上場企業に勤め、単身赴任でたびたび家を空けた。
専門学校卒業後、進路を決めかねている長男に「働かないヤツは虫けら同然」と言葉を浴びせた。
親せきの結婚や出世の知らせを聞くたびに「みんなにできることが、なぜできない」とののしった。
長男はほとんどの時間を自室で過ごし、外出もしなくなった。
気付けば床に届かんばかりに伸びた髪を、頭上で束ねていた。
「この家はお前1人のものじゃない。世間体もある。髪を切らないなら出ていってもらうしかない」。
4年前、たまりかねて声を荒らげた。
長男の顔が引きつるのを見て、すぐに後悔した。
その2年ほど前から引きこもりの親のための勉強会に通い、
「親が変わらなければ子供は変わらない」と言い聞かされていた。
(続く)