09/04/02 09:07:11.12 hupiTB3M BE:248938324-PLT(12000) ポイント特典
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『ドロップ』尻上がり興行で10億突破目前
「品川庄司」の品川ヒロシ(祐)監督が、自伝的小説を自らのメガホンで映画化した『ドロップ』が、旋風を巻き起こしている。
3月20日に全国約140スクリーンで公開され、31日までで観客動員66万307人、興収8億2238万円を記録。28、29日の週
末は、公開週末の21、22日対比で104%(興収比較)と尻上がりの興行で、今月3日には10億円突破が確実な情勢になっ
ている。
2週目に入ってスクリーン数は156に増えているが、限定的な劇場数でこれだけの成績を上げていることに大きな注目が
集まっている。ある大手の映画会社では、ヒット要因の分析を急いでいるほどだ。こうしたライバル他社の早い対応も、『ド
ロップ』のヒットが各方面に刺激を与えている証(あかし)だろう。
ヒットの要因はズバリ、人気俳優の起用と内容の面白さ、それをうまく伝達した宣伝展開だと思う。品川の原作小説は漫
画化もされ、若者中心にある程度の浸透はあったとみられるが、それだけでは映画のヒットにはつながらない。主演の成
宮寛貴と水嶋ヒロ、脇に上地雄輔ら今がしゅんの俳優を起用し、若い層の関心を大きくしたとみられる。
内容面では、ケンカのシーンとお笑いをうまく結びつけたドラマ展開が功を奏した。ケンカは水嶋、お笑いは成宮と、役柄
的にもちゃんと区分けがしてあり、特にあわよくばケンカは避けたい成宮のちょっとしたドジぶりなど、実に面白く描かれて
いた。
「人は簡単には死なない」がモットーの水嶋が、いささか目を背けたくなるような派手なケンカを繰り広げる一方で、お笑い
部分担当の成宮が漫才的な会話を交わしていく。新人監督とは思えない、そうした硬軟織り交ぜた緩急自在の演出が、観
客に面白さのだいご味として伝わっていったのだ。(中略)
現段階で見込まれる興収は15~20億円。昨年、テレビ局抜きの製作体制で、23億4000万円を記録した松山ケンイチ主演
の『デトロイト・メタル・シティ』の興行を思い起こさせるが、邦画のヒット構造も、微妙に変化を遂げつつあるのかもしれない。
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