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今週行われた最新報告によると、タイで記録的な巨大淡水エイが釣り上げられたという。おそらく史上最大と
考えられ、捕獲を行った漁師と研究者により川に戻された。
この巨大淡水エイはヒマンチュラ・チャオプラヤ(学名:Himantura chaophraya)と呼ばれる種で、2009年1月
28日、ナショナル ジオグラフィック協会が後援する探検調査プロジェクトの中で釣り上げられた。体重は250
~450キロと推測されている。
大きさは幅が2メートル、長さが2.1メートルあったが、尾は失われていた。ネバダ大学リノ校の生物学者ゼブ・
ホーガン氏は、「尾が残っていれば、全長は4.5~5メートルあっただろう」と推測する。
ホーガン氏は、ナショナル ジオグラフィック巨大魚プロジェクトの一環としてタイで巨大淡水エイの調査を
行っている。巨大魚プロジェクトは、世界の20数種の巨大淡水魚を研究し記録に残そうという試みである。
「今回の発見には勇気づけられた。この地の巨大エイは、かつては乱獲により激減していたが、現在では
従来の推測よりも生息数が増加しているのかもしれない」とホーガン氏は期待を込める。今回の巨大エイは、
巨大魚プロジェクトの"ヘビー級チャンピオン"となる可能性があるという。
「正確な体重は不明だ。しかし、世界最大の淡水魚の名に値する資質を備えていたことは間違いない」。
ホーガン氏はナショナル ジオグラフィック協会のエマージング探検家でもある。
現在、国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種リスト(レッドリスト)では、ヒマンチュラ・チャオプラヤは"危急
(VU)"種(絶滅危惧II類)として掲載されている。
昨年3月、ホーガン氏はタイのチャチェンサオという町の近郊で、全長4.3メートルの巨大エイを発見している。
巨大淡水エイは、およそ200種存在するエイの中で最大級の種で、東南アジアやオーストラリア北部の非常に
限られた川に生息している。
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
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