09/03/15 17:57:45.94 9l+Jf/gX BE:1110884148-BRZ(10000) ポイント特典
sssp://img.2ch.net/ico/hikky.gif
日本映像ソフト協会(JVA)は3月10日に、2008年に発売されたビデオソフト(DVD、Blu-Ray Disc、ビデオ、UMDなどの映像パッケージ)販売金額を発表した。
発表によれば、2008年のビデオソフトの総売上高は、2860億円9800万円で、前年比で11.1%減少と2桁のマイナスとなった。
こうしたなかアニメDVDも苦戦を免れることが出来なかった。アニメファンが買う国内の商業アニメを主体とする日本アニメ(一般向け)のDVDは、
販売用で18.8%減の473億4600万円、レンタル用は16.5%減と大きな落ち込みをみせた。
こうした理由のひとつには、アニメファンのDVDからBlu-Ray Disc(BD)への乗り換え進んでいることも挙げられる。実際にDVD販売用に占める
日本アニメ(一般向け)の全体シェアが27%であるのに対して、BDのそれは48%にも達している。アニメファンが、通常の映像パッケージの
購買客より早くBDにシフトしていることを伺わせる。これはこれまで発表された他のビデオソフト関連の売上数字傾向を裏付ける。
しかし、DVD販売に占める日本アニメ(一般向け)の売上高は、金額ベースに換算すれば前年比で100億円以上の減少となる。しかし、
販売用BDの日本アニメ(一般向け)の売上高は全部足しても40億円強と減少分の半分にも達しない。
BDが、DVDよりも単価が高いことも考えると、日本アニメ(一般向け)の2桁以上の落ち込みはBDへの乗り換えだけでは説明出来ない。
BDに移行することを念頭に置いてDVDは買わないが、でもまだBDを買っていないユーザーの買い控えや、アニメ映像パッケージ自体が
商品として人気を失っている可能性も否定できない。
昨年まではビデオソフト業界全体が売上を減らしても、アニメDVDの売上は微増、もしくは横這いと比較的堅調な動きをしていた。
これはアニメDVD業界の不振は、市場自体は底堅いが発売作品数の増加が不採算商品を増やしているためと説明できた。
しかし、2008年の市場動向は、アニメもまた他の映像ソフトと同様、市場が底割れに向かっている可能性を感じさせるものとなった。
このため今回のJVAの発表結果は、映像パッケージへの売上にビジネス収益を依存することが多いアニメ業界に暗い影を落すことになる。
URLリンク(animeanime.jp)