09/03/13 09:09:42.42 171zNjVf● BE:244941825-PLT(12001) ポイント特典
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霜とひょうによる過去最悪の被害を受けた08年産青森リンゴ。
見た目の悪さなどから膨大な量が加工用に回され、処理しきれずに廃棄される危機に陥っている。
県内分の約4割を生産する弘前市では加工業者が仕入れを制限。2月末現在、農家の在庫は約33万箱
(1箱20キロ)に膨れ上がった。
さらに世界的な不況が出荷調整の追い打ちをかけ、生産者は「常温保存のリンゴは1~2週間で腐り始める。
捨てざるを得ない」と悲鳴を上げている。
被害は昨年4~9月にあった。暖冬で早く開花したことで霜にさらされ、9月は直径約5~7ミリのひょうが降り、
収穫間際のリンゴが傷付けられた。県のまとめでは、被害面積約1万600ヘクタール、損失額は約103億円に上った。
大量の売れ残りを見込んだ関係団体は昨夏、味は変わらないとPRし、傷つきリンゴのジュースを開発。
しかし、傷のないリンゴも需要が落ち込み、値段が前年の約8割にダウン。
価格下落を防ぐため、生食リンゴの出荷を制限せざるを得なくなり、市場に回らない分がさらに加工用に回された。
契約農協からのリンゴすべてを受け入れ、ジュースなどにしている弘前市の県農村工業農協連合会では、
ジュース用リンゴの在庫が夏に平年の約2.4倍になる見込み。
1日の処理量を1.5倍に上げても、すべてをさばくには例年より約2カ月長くかかるという。
100箱の在庫を抱える農家の男性(52)は「1箱の買値が50円とも聞く。完全な値崩れで捨てるしかない」と嘆く。
県りんご協会(弘前市)の福士春男会長は「体力のない農家はもたない」と破綻(はたん)の連鎖を危惧(きぐ)している。
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