09/03/13 08:34:35.92 KKDNHSLY
>>378
軽くぐぐった
1。キリスト教の考え方
キリスト教では、中絶について長年にわたり考察や研究を重ね、その結果数多くの研究論文が生まれました。言うまでもなく、キリスト教において最も基本的な教えのひとつに、
「汝、殺すなかれ」の戒めがあります。しかし、キリスト教徒にとって中絶の問題は、
それが殺人であるかどうかというよりも、望まない子どもが生まれて生じる深刻な事態を避けるための「最良の」解決法であるかどうか、が焦点となっています。
概してキリスト教徒は、中絶はどのような犠牲を払っても避けるべき悪であり、どんなことがあってもバース・コントロールの手段としてはならない、と考えています。
2。ローマ・カトリック教会の考え方
カトリック教会の中絶に対する態度は、非常に明確です。科学の進歩に対して、自らの考えをはっきりと表明しています。
それは、すべて物事は自然法則に基づくものでなければならないという考え方です。自然法則は、「人工的なもの」と「自然なもの」を区別するのではなく、
人間にとって自然な行為と不自然な行為を区別するのです。養子縁組をして、生まれた子どものために環境を整えるのは、神が私たちに与えて下さった理性を用いた聡明で自然な行為なのです。
しかし、文明が進歩するに従って、その進歩が真に人間的なものかどうか問う必要があります。科学者の仕事には、往々にしてモラルの問題を含むものがあります。
カトリックでは、胎児は受胎の瞬間からすでに尊重されるべき一人の人間であり、神からの贈りものであるという考えを貫いてきました。どのような段階であれ、胎児を殺すことは悪であるとしています。
胎児がいかに未熟な状態であっても、生命の始まりであることに変りはないのです。
カトリック教会は、長年中絶に反対の立場を取っています。そのことは、二世紀に書かれた教義書「ディダケー」に、「胎児を中絶によって殺してはならない」という記述があることからもわかります。
胎児は神からの贈りものであり、神の姿に似せて造られたのだから、いかなる場合でも守らなければならないのです。これらの理由から、カトリック教会は中絶反対なのです。