09/03/03 18:37:56.32 r2G61csC BE:299976724-PLT(12300) ポイント特典
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2ちゃんねるは、日本的なネット上の現象だ。このサイトが日本の世論に対して及ぼす影響力は
総理大臣、天皇、既存のマスコミを合わせたよりも大きい。2ちゃんねるは、製品のレビューを
読む、ソフトウェアをダウンロードする、大便の大きさからクイズ番組での解答まで、ありと
あらゆるものを比較するといったことが可能な、愉快で有益な場としても機能している。
その一方で、ここに書き込まれた会話がもとで株価に影響が出たり、慈善を目的とした集会が
開かれたり、大規模なコスプレダンス集会が秋葉原の歩行者天国で開かれたり、テロ行為が
食い止められたり、自殺者が出たりすることもある。
日本のネット文化をテーマにした著書もある鈴木謙介氏は、「2ちゃんねるは、すべての個人に
潜む赤裸々なヒロイズムを刺激する」と語っている。「こうした状態には危険が付きまとうが、
所属するコミュニティーの制約により、普段の生活では本当の感情を表現できない場合、
2ちゃんねるの役割は本当に重大だ」
慶應義塾大学の特別研究教員、岡部大介氏は、「2ちゃんねるには、他のどこにも存在しない
自己決定の文化がある。人々が草の根レベルでマスコミと戦える、ネット上の特別な場所だと
広く認識されている」と話す。
日本では、はっきりと自分の意見を述べて恥をかくことを恐れ、人前での発言を控える人が
多い。だが、2ちゃんねるでは、市民が政治家や有名人を批判したり、子供たちが両親に
対する不満を書きつのったり、学生が教師の悪口を言ったりできる。「授業で何かくだらない
ことを言えば、たぶん、その日のうちに2ちゃんねるに取り上げられるとわかっている。
結果としてそのことが理由で言動を慎むこともある」と、岡部氏は話す。
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