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「大学は今や、学問を継ぐ世代を育てるだけでなく、新たな知識を必要とする社会の要求にも
沿わなければならない」
李教授は、ソウル大人文学部の学部長だった2007年9月、人文学最高指導者課程(AFP)を
開設し、大きな関心を集めた。企業の最高経営責任者(CEO)がゲーテやカントを読み、
フランス詩や神話の世界を探求する、人文学の修行だ。
「CEOが人文学を学ぶことは、知的な虚栄などではない。企業を経営し人々を率いるのに、
人間と世界に関する理解を基盤とする人文学が必要だと感じたからだ」。
李教授は、「人文学は自らを浄化し、客観化し、判断力を伸ばし、洞察力を高めてくれる」と語った。
URLリンク(www.chosunonline.com)
カントは論証の末、「時間と空間は論証の結果、『知覚の性質』であり、 客観世界の性質と主張する
ことはできない。ただその可能性が残るだけ」と言いました。ニュートン力学全盛の時代に、
「何をバカなことを。時間と空間と物体こそが、客観的に実在が保障されている堅牢な”実体”ではないか」
と大衆や物理学者たちに言われました。
しかしこれは誤解で、あくまでカントは「証明できたのは ”知覚には”時間と空間という性質がある
ということだけだった」といっただけのことなのです。そして”知覚”ではなく『思考の世界』においては
(=仮想界)、時間と空間を超えた”別種の世界のあり様”がありうる、と言ったわけですが、
これもまた当時の17世紀の大衆や物理学者たちに「アホかおのれは。俺たちのニュートン様は思考の結果、
絶対的な”時間と空間”が存在し、それだからこそ数学で天体の動きを予測することができると書いたのだ」
と笑いたてたのです。
しかし時は20世紀、まずアインシュタインによって「亜光速では時間と空間が伸び縮みする」ことが物理学的に
証明され、最新量子論によって「マクロ世界を支える、ミクロの世界では時間も空間も存在しない」ことが
有力になりつつあります。つまり、古典物理=カントの知覚説、現代物理=カントの思考説、の『純粋理性批判』
で述べられたパラダイムで完全に説明できるのです。物理学は、哲学の300年後ろをノロノロと走っています。