09/02/15 03:10:47.86 453Kad0q BE:1066036649-PLT(20002) ポイント特典
sssp://img.2ch.net/ico/bat.gif
世の中「派遣切り」一色である。毎日のように企業の人員削減が報じられている。ちょっとした
タイミングや病気などで派遣社員として働かざるを得なくなり、何の落ち度もないのに、突然、
仕事や住む場所を失った人は、本当に気の毒としか言いようがない。
しかし最近、「おれは派遣切りされた」と主張する若者たちと話していて、腑(ふ)に落ちない
ことがよくある。彼らの言い分は主にこうだ。景気が悪いのも、職を得られないのも、定住
できないのも、政治の責任だ。カネがないから、恋人も結婚もできない。少子化が進むのも
当然だ。一連の派遣切りに関する報道に影響されたのか、自分たちは何も悪くないのだから、
救ってもらって当然というような論理を展開する。
懸命に働き必死で家族を養ってきたのに企業の勝手な事情で職を失った人と、こうした
若者が同じ土俵で扱われている状況に納得のいかないものを感じてしまう。
少し前、「内定切り」にあった大学生が100万円の補償金をもらうというニュースが注目された。
大学生のひとりが、取材で「人生を台無しにされた。納得がいかない」という趣旨の発言を
していたが、あいた口がふさがらなかった。切りつめれば半年近く食いつなげる。逆に今、
その額をもらえるのは幸運だろう。
私が就職活動をしていたとき、女子学生は超氷河期のまっただ中。この厳しい環境の中、
運よく希望の企業に勤めることができても、「会社」が未来永劫(えいごう)存続する保障は
どこにもない。貧困や弱者という言葉を楯(たて)に、自分を甘やかす風潮が助長してはいないか。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)