09/02/12 15:02:55.37 BUcjp+kr BE:281016083-PLT(12000) ポイント特典
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ヌードクロッキーのエピソードを、作家であり非常勤講師でもある大野左紀子さんのブログで読んだ。
かいつまむとこんな内容である。
ある日のデザイン専門学校での授業。1年生必修のヌードクロッキーがデッサンのテーマだ。
女性のモデルさんが裸でポーズを取った。すると、しばらくして「気分が悪い」と
退室する学生が何人も出たという。どうしてなのか? 緊張感からだろうか?
教官によるとそれだけではないという。アニメコースに入学する学生は、毎日のように女の子の絵を描いている。
ヌードもたくさん描く。だからヌードに緊張したというだけでは説明がつかない。
教官は教えてくれた。アニメ作家志望の彼らには“理想的な女の子”が頭にインプットされている。
画面からはみ出すほど長い脚や、ほっそりとした腰の女体。ところがナマの女体はそれとは違う。
(鍛えているとはいえ)モデルには脂肪もあれば、シワもあるし、毛もある。
三次元のモデルの肉体には、二次元アニメでは省かれがちなそういった“ノイズ”が過剰にある。
そのため、ナマの肉体と理想的な女の子とのギャップに耐えきれず、気分を悪くして退室するというのだ。
そしてそればかりか、目の前の裸体とはまるで異なる“アニメの女の子”を、
うつむいてスケッチブックに描く学生もいたという。
■ ナマを観ながら自分好みの女を描く
アニメはファンタジーだから非ナマ女でいい?うーん、否定はしないが、
“ナマの裸体”を直視しないで、本当の女が描けるのだろうか?
数々の美人画の巨匠、風間完氏は「美人画は人間を描くこと」だと言う。
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