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トキ、天敵はヒト? 専門家と地元、対応に溝
昨年9月に新潟県佐渡市で放鳥され、野生復帰を目指しているトキ。
繁殖期を前に、冷静に観察を続けたい環境省ら専門家と、トキを心配する地元住民との間に、餌やりなどの保護対応をめぐって溝が生じている。
トキにとって、ヒトが天敵になりかねない。 (高木克聡)
環境省は9日、新潟市内で開いた専門家会合で、原則給餌しない方針を改めて表明した。
星野一昭野生生物課長は「今はトキに関する科学的な知見の蓄積が重要」として人為的な保護を排除した観察を続けたいと説明した。
トキのモニタリングチームは3分間に何回餌をついばんだか、定期的に計測。
ドジョウのほか、ミミズやカエルなどを食べている様子が確認されたという。
一方、1月に佐渡市内で開かれた「トキの野生復帰にかかる説明会」では、地元住民からはトキの保護を求める意見が相次いだ。
餌場を整備してきた地元の男性は「餌がなくなってからでは手遅れになる」と早い段階での餌やりやけがの手当てを訴えた。
両者の溝が浮き彫りになったのは昨年12月、佐渡市内で個体番号15番のメスが死骸(しがい)で見つかったのがきっかけだった。
トキへの保護感情の高まりに、同省は会合でトキが餌を飲み込まなくなって6日以上経過すると餌やりを始めるなどの基準を出した。
専門家からもねぐらから飛び立たないなどの異状行動も保護基準に盛り込むべきだとの声が上がった。
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