09/02/09 17:51:46.76 Qh0VWXOw
記者志望の後輩から電話。毎日の記者である俺が「記者になって何をやりたいの?」と聞いてみた
大学の後輩から電話をもらった。
聞けば記者志望で「入社志望書(エントリーシート、ES)を書き始めた。
どう書いたら受かるか教えてほしい」という。逆に質問。なぜ記者になりたいのか、
記者になって何がしたいのか。受話器の向こうは「……」。
まずは自分で考えた方がいいよ、と言って切った。
今から数年前、志望する会社へのES素案は数カ月かけて考え抜いた。
過去をなぞって自分が何をやりたいか、自分はどんな人間か。
自問自答のため、壁に向かって正座したほどだ。
短時間の面接では初対面の面接官に、たった一枚の志望書を手がかりに
理解してもらわなかければならない。逆に考えると、ESは「まき餌」のようなもの。
いかに食いついてもらえるか、項目のあちこちに自分を表現する餌をまけばいい。
世界的不況で大企業が過去最大の赤字を出し、暴風、荒波模様。
こんなご時世に独り立ちしなければならない。さらに、会社に入ると歯車みたいに働き、
自分を殺して機械のようにならざるをえない時がある。それでも、
志望社だったら何とか耐えられる。やりたい仕事ができる「来る日」を夢見られるからだ。
大学や高校の新卒者を一括採用する就職シーズンが始まっている。
ESに取りかかる前に、まずは「壁に向かって正座」をお試しあれ。【狩野智彦】
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