09/02/08 20:30:05.26 O1Tc0V// BE:1410478087-PLT(12100) ポイント特典
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小学校でずっと学級委員長を置いてこなかった鳥取県。
「リーダーを選ぶのではなく平等を重視すべきだ」との考えが教員にあり、徒競走でも順位を決めないほどだったが、
この春、鳥取市の1校で約20年ぶりに学級委員長が生まれることになった。
「横並びでは子どもの主体性が無くなる」という鳥取市教委は、各校に「委員長復活」を推奨している。
学級委員長を置かない学校は全国的にも少なくないが、今回の動きはどんな影響を与えるか―。
鳥取県内の19市町村の教育委員会によると、いずれの自治体も全校調査はしていないものの、
クラスを代表する学級委員長はいないという。
その代わり、図書委員、保健委員といった係と同格で、学級会などでクラスの意見をまとめる「運営委員」を置いている学校が多い。
鳥取市教委学校教育課によると、同市内の小学校で学級委員長が姿を消したのは20年ほど前。
当時、「他の児童を差別することにつながる」という意識が全市に広がったようだという。
鳥取県では、広い範囲で教員が集まって指導方法を検討する「研究会」が盛んに開かれている。
その中で学級委員長を置かない取り組みが「先進事例」として紹介され、広がった可能性があるという。
県内の学校現場の「平等主義」は他にも例があった。運動会の徒競走で、児童の能力にあわせてコース内に「近道」を作って
ゴール付近で接戦になるように調整する。学芸会で、一つの劇の主役を複数の児童が途中で交代して演じる―。
「うまくできない児童の気持ちを最優先に考えるような時期があった」(同市教委)という。
同市教委は昨年度、児童・生徒と保護者に「学級集団と人権教育」をテーマにした調査を実施。
その結果、鳥取大学の一盛真(いちもりまこと)准教授(人権教育)は「身近な人間関係に立ち向かえず、仲間と問題を解決する経験が欠如している」と結論づけた。
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