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就職説明会 採用見合わせ、キャンセル企業相次ぐ
新潟大学が６、７の両日に予定している来年３月卒業予定の大学３年生らを対象にした就職説明会「県内企業学内合同説明会」で、
出展を見合わせたり、直前に取りやめる企業が相次いでいる。景気が急速に悪化するなか、新卒採用を見合わせる企業が増えているためで、
学生にとっては厳しい就職戦線が強いられそうだ。
この説明会は、同大キャリアセンターが翌年３月に卒業または修了を予定している学生や大学院生らを対象に毎年開いているもので、
例年７００人以上の学生が参加している。今回も昨年並みに１３２の県内企業や県内に事業所を持つ企業がブースを設置し、
採用担当者と学生が面談を行う予定だった。
ところが、同センターによると、今週に入り「会社の役員会で２０１０年の採用は見合わせることになった」などと連絡が入り、
６社がキャンセルを申し入れてきた。昨年１２月に説明会への参加を企業に呼びかけた際も、２０社以上が「今回は採用しない」などと断ったという。
５日現在では１２６社が参加予定。同センターの多田夏子・就職課長は「昨年は『何で説明会に呼ばれなかったのか』という企業もあるほどだったが、
急速に悪化している景気の影響が大きい。学生も不安に思っているようで、セミナーを開くなどして対応している」と話した。【渡辺暢】
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