09/01/31 19:17:48.29 YTaQQMGU BE:382189673-PLT(12000) ポイント特典
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IntelがIntelを食う共食いを起こしたAtomプロセッサ
●IntelのCPU戦略を根幹から揺るがす
Intelに襲いかかった「キャニバリゼーション (Cannibalization:共食い現象)」は、同社のCPU事業の根幹を揺るがしつつある。
低コストかつ低消費電力のAtom系CPUが、PC向けCPUの市場を侵食することで、Intelの利益を減らす可能性があるからだ。
最悪の場合、非PCの新市場を切り開くというAtomの目的は達成できずに、単にIntelの市場でPC向けCPUをAtomに置き換えるだけで終わってしまうかもしれない。
実際に、日本でのAtomは、Intelの思惑を超えて、通常のノートPC市場を食い始めている。
まず、携帯ノートPCを購入していた(あるいは潜在購入層)ユーザーが流れ、続いて、低価格に引かれた初心者ユーザーもひきつけた。
Intelの既存のPC向けCPUが占めていた市場を、ある程度はAtomが食ってしまっている。
この方向へと歯止めがかからず進めば、最終的にAtom系CPUが、バリューPCからメインストリームPCの市場まで広がる可能性もある。
もしそうなると、IntelのCPUのASP(Average Selling Price:平均販売価格)が下降し、これまでのような高売り上げを確保できなくなる。
現在のFabの製造キャパシティも埋めることができなくなり、CPU戦略を根本から見直しせざるを得なくなる。
もちろん、Atomが市場に広まる方向へ向いてしまったとしても、IntelやMicrosoftは、PCの低価格化を招くAtomの浸食を避けるために、さまざまな歯止めをかけるだろう。
しかし、Atomで一度開いた“パンドラの箱”は、メーカーの思惑を超えて進展する可能性を秘めている。
Intelにとって難しいのは、Atomがムーアの法則に牽引される半導体のスケーリングに沿った自然な製品であることだ。
ユーザーの要求する性能が一定なら、ムーアの法則でデバイスのコストが下がるという、当たり前の現象が起きているに過ぎない。
以下ソース
URLリンク(pc.watch.impress.co.jp)