09/01/30 18:28:57.14 DJuW+gyT BE:14076645-PLT(12110) ポイント特典
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ズワイガニを「エチゼンガニ」と呼ぶ福井県で、「越前がに」「越前かに」「越前ガニ」の表記が
乱立している。県ブランドのカニだけに県も渋い表情。今後、「偽物騒動」が生じないよう統一
化を図る方針だ。
水揚げ量が県内一の越前漁港(越前町)近くでは、「越前かに」が一般的。同漁協組合長の
斉藤洋一さん(64)は「大事なのは越前町で水揚げされたかどうか。書き方なんて何でもえ
えやろ」と意に介さない。
県内で水揚げされるのは三国、越前、敦賀、小浜の四漁港。坂井市三国観光協会のパンフ
レットには「越前かに」と「越前ガニ」が混在。敦賀、小浜は三通りの表記がある。
県漁連などによると、従来決まった表記はなかったが、昭和三十年代に敦賀市の相木(あいき)
魚問屋が東京の築地市場で「越前かに」として販売し、一九八九年に商標登録した。
その後、県漁連が二〇〇七年に「越前がに」として地域団体商標の認証を特許庁から受け、
県もこれを県ブランドと位置付けた。だが、これまで「越前かに」としていた地域があり、乱立を
招くことになった。
県は「『越前がに』に統一されているはず。統一できるよう働きかけていきたい」(水産課)とし
ている。
ズワイガニは他県でも名前を変えるが、福井ほど表記の混在はない。京都府から島根県までは
主に「松葉ガニ」。京都の一部で「間人(たいざ)ガニ」、兵庫の一部が「津居山かに」としてブランド
化。石川県も二〇〇六年に「加能(かのう)ガニ」と命名。富山県と北海道では特別な呼称はない。
食品流通に詳しい福井県立大生物資源学部の加藤辰夫教授(56)は「ブランド名は統一するに
越したことはないが、扱う業者によって考え方がさまざま。企業の商標と違って難しいのでは」と
話している。
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