09/01/30 23:21:30.50 tTh9rK+B
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12投稿者:東京kitty 投稿日:2009年01月30日(金) 03時44分28秒 ID:TK_kitty
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私はペンを置き、帰り仕度をした後、コーヒーを飲みながら夕方の校庭でサッカーに興じる生徒たちを眺めた。
だが、そうやって時熟の中で時を刻むことを許されたのは、あまり長い間ではなかった。
「せんぱぁい」
美沙がカバンを持って、入り口のところで待っている。
「帰りましょ。」
私は、美沙に無理やり引っ張られるようにして生徒会室を出た。美沙は突然機関銃のように喋り始めた。
「今度の日曜日だけど、ねえ、渋谷にすごく可愛いケーキ屋さんができたの。そこのケーキがね。タルトプディングなんだけど、
もう凄く美味しいみたいなの!うちのクラスの子や、声楽部の子にも評判なんだよ。
ねえ、109寄った後、そこで食べよ、ね?あ、それからプリクラ!今度新しい機種が出たんだよ。それから、それから……!」
私は辺りに誰もいないのを素早く確かめて、美沙のよく動く唇を自分の唇でそっとふさいだ。
細かくなってきた夕陽の光を浴びながら、美沙は陶然として目を瞑った。
私も目を瞑った。
時が、また、ゆっくりと流れていくのを感じながら。
- 完 -
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無論ヲレの天才性によるものだとはをもうが、
ヲレは他の同世代の連中と異なり、
女がベラベラしゃべるのはキスしてほしいときだと
気づいたのは相当早かった(@wぷ
ヴァカだけが女の言葉を追う(@wぷ