09/01/28 23:02:53.42 2t0e9Kh8 BE:382669362-PLT(12001) ポイント特典
sssp://img.2ch.net/ico/yakimochi.gif
……クニオ・カトウ! えっ? 作品名と名前が呼ばれ、拍手がわきあがる。
「フランス語で作品名を呼ばれ、初めは気付かなかった。スクリーンを見ると
自分の作品が映し出されていて、びっくりした」
短編部門の最高賞「アヌシー・クリスタル賞」に選ばれたのだ。
受賞はまったくの予想外だった。「きっとフランスの作家が取るだろう」と思っていた。
日本人の作品では03年の山村浩二監督「頭山」以来2度目。
審査員から「すごく心を動かされた」と賛辞を贈られた。
加藤さんは美大生のときに授業でチェコやカナダなど各国の短編アニメーションに出合う。
手描き、切り絵、粘土、人形の使用…多彩な表現方法があり、いろいろなものが動く。
それを見て、自分が描いた絵を動かしたいと思った。現在は映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の
製作にも携わった映像制作プロダクション「ロボット」の所属。平成13年の入社後、
さまざまな短編アニメーションを手がけてきたが、劇場公開作品は「つみきのいえ」が最初だ。
水没した街に一人残されたおじいさんが家族の記憶をたどる物語。水位が上がり、
おじいさんは自宅を積み木のように上に建て増して暮らしている。水に潜るシーンでは、
ため息がたくさんの水泡として描かれ、通常は見えない吐息を視覚化した演出が胸を打つ。
絵本のような手描きのタッチの魅力も大きい。
「いろんなアニメーションがあっていいと思う。手描きは温かみが出る。手触り感を出したい」
URLリンク(www.itmedia.co.jp)