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ハーバード大など酵素開発
AとB、AB型の赤血球をO型の赤血球に変えることのできる酵素を米ハーバード大などの国際研究
チームが開発した。米国の専門誌ネイチャー・バイオテクノロジー(電子版)に1日発表する。
O型の血液は、どの血液型の患者にも輸血できるため、実用化すれば、輸血用血液の血液型の偏りを
解消できる可能性がある。
赤血球の表面は、毛のような糖鎖で覆われている。その糖鎖の先に結合している糖の種類によって、
A、B、AB型に分かれ、何もついていないのがO型。結合している糖の種類が違うと輸血時に拒否反応が
起きるため、O型以外の赤血球は輸血対象が限られる。緊急時など患者の血液型が不明な時は
O型を使う。
研究チームは、約2500種類の細菌などから、赤血球の糖鎖から糖を分断する能力を持つ酵素を
複数発見。それぞれの特徴を遺伝子レベルで調べ上げ、効率を高めた酵素を開発した。
この酵素でO型以外の赤血球200ミリ・リットルを1時間処理すると、ほとんどの赤血球がO型になった。
血液に詳しい慶応大病院輸血・細胞療法部の半田誠部長の話「血液型を間違えて輸血すると致命的な
副作用があり、O型の赤血球は大変に貴重。実験室段階ながら、素晴らしい成果だ。大量の赤血球を
処理できれば実用化が期待できる」
血液型 血液にはいろいろな分類法があるが、医療現場でよく用いられるのは、赤血球の型で分ける
ABO式。移植の時は、白血球の型(HLA)が重要になる。ABO式血液型と性格との相関関係を示す
科学的証拠は見つかっていない。
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