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【ウヨ混乱】朝日社説「中国の国防白書は不透明で落第、米国に倣ってCTBTも批准しろや」
中国政府が08年版の国防白書を発表した。2年ぶり6度目のことだ。
国防費は20年連続2けた、という驚くべき伸び率を記録した。しかし
詳細は相も変わらず明らかでなく、透明性の向上という点からはとても
及第点をあげるわけにはいかない。
だが、核戦略や海軍力の展開などの「意図」について説明しようという
努力の跡はうかがわれる。国防省が白書発表にあたり記者会見を開いたのも今回が初めてだ。
CTBTは96年に国連総会で採択が決議されたものの、批准国が足りずに発効していない。
たなざらしになっているもっとも大きな要因は、最大の核保有国である米国の姿勢だった。
米国はクリントン政権のときに条約に署名したが、共和党が多数を占めていた上院が批准し
なかった。01年に登場したブッシュ政権も、核兵器の性能確認には実験が必要との考えから
条約に反対だった。そんな米国を見て、中国は批准を見送ってきた。
しかし、オバマ大統領はすでにCTBT支持を表明している。中国はただちに、米新政権と
ともに発効に向けて動き出すべきだ。関係の深いパキスタンやイラン、そして北朝鮮などにも
批准を強く働きかけてもらいたい。
中国海軍はソマリア沖での海賊対策に、初めて艦船を派遣した。白書は「遠洋での協力と非
伝統的な脅威への対応能力を着実に発展させる」と、遠洋での作戦能力向上を目指す方針を初めて示した。
だが、建造が伝えられる弾道ミサイル搭載の新型原子力潜水艦や航空母艦についての説明は
ない。目指すという「強大な海軍力」への警戒感は逆に大きくなった。
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