09/01/19 23:38:46.14 +j9XSoWa BE:76682693-PLT(12000) ポイント特典 株主優待
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私事で恐縮だが、一昨年からはじまった「第二期日韓歴史共同研究委員会」の研究委員なるものを
引き受けてから、もう1年半以上になる。委員会には、古代史部会、中世史部会、近現代史部会、そし
て教科書小グループの四つの下部委員会があり、筆者はそのうちの教科書小グループの研究委員を
務めている。
そもそも日韓間で最初に本格的な国家間プロジェクトとしての歴史共同研究が始まったのは、2002
年のことであった。第一期の委員会には、筆者も研究協力者(委員の下で研究に従事するもの)として
参加させていただいた。
こうして開始された「第一期日韓歴史共同研究委員会」は、2005年に報告書を提出して終了し、20
07年からは第二期の委員会がはじまった。筆者も目出度く(?)研究協力者から委員へと昇格した。し
かし、仕事は厄介であった。すぐにわかったのは、日韓の間では、歴史教育の目的が全く異なる、とい
うことだった。
日本では一般的に、日本史や世界史に関わる「事実」を教えることに重点が置かれている。だから、
各種の教科書から一定の「物語」を読み取ることは難しいし、また、教育現場でもその読み取りは重視されない。
しかし、韓国では歴史的事実よりも、歴史に関わる「物語」に重きが置かれている。そこでは、「民族」
の価値が強調され、近代史でも、如何に韓国人が日本に抵抗したかが、重視される。
【略】
(神戸大教授・朝鮮半島地域研究)
ソース:読売新聞 2009年1月19日<日韓共同研究 歴史教育 目的に違い>
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