09/01/14 13:52:33.05 PjXrNKD6 BE:361608067-PLT(13000) ポイント特典
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イスラエルとハマスの戦闘は、エジプトの和平努力にも関わらず、出口が見えない状態が続いている。
ここで注目すべきは、これだけ国際社会からの非難が集まっているにも関わらず、イスラエル国内では、
今回の軍事作戦が圧倒的に支持されていることだ。このギャップは、なぜ生じたのだろうか?
イスラエルは、日本の四国ほどの狭い国土の周辺を、アラブ国家に囲まれている。ハマスやヒズボラなどの、
武装組織のテロ攻撃にもさらされている。一歩間違えば国が消滅しかねないという危機感は相当なものだろう。
しかし、それだけだろうか?
イスラエル国民の8割はユダヤ教徒だ。ユダヤ教の聖典は旧約聖書である。日本では旧約といえば、アダムと
イブの話とか、モーゼの出エジプトなど、物語的な部分しか知られていない。だがよく読めば、旧約はなかなか
恐ろしい書なのである。
例えば、モーゼの後継者のヨシュアについては、日本ではあまり知られていない。彼こそは、ヨルダン川を渡って、
古代イスラエル王国の礎を築いた、征服者にして殺戮(さつりく)者である。その行動を、ちょっと見てみよう。
まず、エリコの町が滅ぼされた。「彼らは、男も女も、若者も老人も、また牛、羊、ろばに至るまで町にあるものは
ことごとく滅ぼしつくした。」(『ヨシュア記』6章21節)
次に、アイが滅ぼされる。「全イスラエルはアイにとって返し、その町を剣にかけて撃った。その日の敵の死者は
男女合わせて一万二千人、アイの全住民であった。ヨシュアは、アイの住民をことごとく滅ぼしつくすまで投げ槍
(やり)を差し伸べた手を引っ込めなかった。」(同8章24~26節)エリコの王もアイの王も殺されて、見せしめの
ためにさらされた。
さらに、エルサレムをはじめ5つの町が連合を組んで立ちはだかったが、ヨシュアはそれも打ち破り、多数の
住民を殺す。5人の王はマケダの洞窟(どうくつ)に身を隠すが、発見された。すると、「五人の王がヨシュアの
前に引き出されると、ヨシュアはイスラエルのすべての人々を呼び寄せ、彼と共に戦った兵士の指揮官たちに、
『ここに来て彼らの首を踏みつけよ』と命じた。」(同10章24節)と、残忍な方法で処刑してしまうのだ。
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