09/01/13 19:51:32.00 zn1UihuJ BE:598130892-PLT(12035) ポイント特典
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清興展で外務大臣賞 さくらの画家手塚さん
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【さくら】東京・上野で開催された芸術の公募展「清興展」で、馬場の洋画家手塚博也さん(59)の油絵「花のある路地 スペイン」が外務大臣賞を受賞した。
母の死を機に原点に返ろうと、これまで所属していた団体への出品をやめて臨んだだけに、手塚さんは「今後の方向性を決める上で、大きな一歩になった」と喜びをかみしめている。
手塚さんは、大田原市の芸術家猪瀬辰男さんに師事。油絵を中心に陶芸、ステンドグラスなどを手掛けている。
受賞作は、スペインの路地裏を表現した60号の作品。約十年前に構想し、出品当日の未明まで筆を取り続けた。
「壁に掛かるピンクの花をどこまで描けるかがポイントだった」と振り返る。審査員からは「この花に一票を入れた」と高い評価を受けたという。
手塚さんは、清興展に出品するまで、長く「純展」で活躍。審査員の立場を捨ててまで新天地を求めたのは「描く情熱を呼び覚ますため」。
昨年三月、九十六歳だった母親の急死で命の尊さをあらためて気付かされたことも、大きな要因だったという。
手塚さんは「うまい絵ではなく、メッセージのある独自の作品を描き続けていきたい」と静かに話した。
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