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トヨタ、韓国鋼材を採用へ 国産車分、コスト抑制図る
トヨタ自動車は今春、国内で生産する自動車に、韓国鉄鋼大手ポスコの鋼材を初めて採用する方針を固めた。
海外メーカーに門戸を開く。鋼材価格の高騰は、トヨタが09年3月期、1500億円の営業赤字に転落する見通しとなった一因。
トヨタは北米でもポスコの割安な鋼材の採用を検討中で、世界的な調達価格交渉を優位に進めたい考えだ。
採用する鋼材は、ボディー用の外板ではなく、車体の内側に使う内板。国内大手からも購入するが、一部をポスコに置き換える。
すでに試験して品質を確認済みで、性能上問題ないと判断した。ポスコの鋼材は国内大手よりも数%安いという。
トヨタはこれまで、タイ工場で生産する新興国向け戦略車では、ポスコの鋼材を採用してきた。ポスコは自動車用鋼材の加工生産
工場をメキシコに建設中で、09年中に完成する見通し。トヨタは北米向けに同工場からも購入を検討。将来の自動車市場回復に
備える意味でも、鋼材の調達先を多様化しておく。
日産自動車や三菱自動車など他のメーカーは、すでに国内生産の一部の鋼材をポスコから調達している。ついに国内の価格交渉
を先導するトヨタが海外メーカーからの調達に踏み出す。これにより、今後本格化する国内鉄鋼大手との交渉で、自動車メーカー
側が値下げ圧力を強めそうだ。
08年度に国内鉄鋼大手から購入する鋼材の価格交渉で、トヨタは前年度比3割超の値上げを受け入れた。1トンあたり2万円台後半
の大幅な値上げとなり、ほかの原材料を含めて調達コストが年間3千億円以上も増えた。
来期、営業黒字への転換を目指すトヨタは、09年度の価格交渉で、08年度の値上げ分を押し戻す値下げを求めていく方針だ。
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