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【課題を解決するための手段】
印刷工程において、編集は後の工程に来る製版、刷版を見越して一通りの作成を目安に行われてきていたが、
オフセット印刷形式を経ないトナー粒子等を媒介とするコンピューターによる印刷工程は、その点において改良の余地がある。
組版と編集の段階で分岐としての内容を、グループごとにコンピューターに繰り返し情報処理させ、幾重にも横断的に編集を行う。
例えば、書籍中の1章のあと、2章目において分岐として自動的に数通りの内容を、独立した文書として組版のなかにそれぞれ流し込む。
そのうえで後の印刷の工程にまわして、単一の題目でありながら、それぞれ内容の異なる書籍を大量に製造する。
以上の製造方法からなる一題目多内容型書籍の製造方法である。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
（イ）オフセット印刷形式を経ないトナー粒子を媒介とするコンピューターによる印刷形式の製造段階においてコンピューターに工程の流れとして処理の指示を与える。
（ロ）組版と編集の段階で分岐としての内容を、グループごとにコンピューターに選択させるよう情報処理させる。
（ハ）分岐として自動的に数通りの内容を、独立した文書として組版のなかにそれぞれ流し込み、幾重にも横断的に編集を行い、組み合わせる。
（ニ）組版ならびに編集を行った内容を、工程として印刷へ移行する。
本発明は以上のような構成で、書籍のなかにある1章のあと、2章目において分岐を設けるならば、
用意した数通りの内容を、自動的に独立した文書として組版のなかにそれぞれ流し込む。
版を必要とする印刷形式では、1章のあと、2章、3章と一本の筋をきちんと通す方法が取られ、
一つの文書についての編集、組版ならびにコンピューター処理は、校正を除いて基本的に一回のみで終了していたという点が異なる。