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仙台市と近郊を舞台にしたテレビアニメ「かんなぎ」に登場する神社のモデルとされる
七ケ浜町の鼻節神社で1日、初詣でにアニメファンが訪れ、例年にないにぎわいを見せた。
町観光協会と仙台のファンが協力して、特製ハンカチを配布、ファンを迎え入れた。
かんなぎの原作者は県出身の漫画家武梨えりさん。
産土神(うぶすながみ)の萌(も)え系美少女「ナギ」が活躍するストーリーで、東北放送で放映中。
ハンカチはナギらを描いた限定100枚で、出版元の許可を得て制作、初詣で客に渡した。
愛知や神奈川などの遠来のファンも目立った。香港から来日し、
2週間で日本のアニメゆかりの“聖地巡礼”中という男性3人組も参拝。
会社員の男性(26)は「神社はアニメそっくりで感動した。ハンカチのサービスも予想外」と
笑顔を見せた。
ハンカチ配布を企画した仙台市の男性(37)は「聖地巡礼をするファンのために事前告知はせず、
サプライズとして配った。神社を大事にしている地元の方と協力していきたい」という。
昨年は武梨さんが病気で休載したこともあり、他のファンとともに神社で回復祈願もした。
鼻節神社は平安時代の延喜式内神名帳に、明神大社として記載された由緒ある社。
小さな社ながら住民が守り続けてきた。ことしはファンの初詣でで、
神社のお守り100個も早々に売り切れた。
氏子青年会の鈴木亨事務局長(55)は突然の人気に驚きながらも
「アニメ放送は最近知った。神社の活性化を願ってきたので、遠くからの参拝客はうれしい」と
甘酒を振る舞っていた。
町観光協会はハンカチと一緒に観光ガイドブックなども配布。
「これを機に、東北のリゾート地である七ケ浜の良さを一層アピールしたい」と話している。
URLリンク(www.kahoku.co.jp)
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