09/01/04 23:01:31.32 2cEEV635
私が大人になって働き始めると、過干渉だった母は依存的になった。
大人の女同士の話ができると思ったのだろう。
確かに、仕事のマネージメントの話などすると楽しいというか、役立つ面も多かったが、
正直、そんなこと聞かされても、という話も多かった。
友人が癌で死にそうなこと、部下や上司の愚痴、他人の不幸話、もろもろ。
まぁ、私が親元にいた中高生の頃も姑(祖母)の愚痴とかは聞かされていたけれども、
うざかったら「おばあちゃんに直接言えば!」と叫んで部屋に行けばよかったし、母自身もあまりしつこくなかった。
多分私が幼かったので母もあまり期待していなかったのだろう。
大人になると、実家に帰省して母の車に乗るたびに密室に何十分と二人きりになるので
たっぷりさんざんいろんな話を聞かされた。
実家が田舎で、バスなんて一時間に一本のところだったから、たいていは母が新幹線の駅まで車で迎えに来て、
帰省している間も移動する手段はすべて母の車だったから話をする時間も機会も腐るほどあったわけだ。
父のこととか。自分たちの夫婦関係のこととか。子供にしたら、マイナス方向の話は聞きたくない、
聞かされてもどうしようもないと思ったけれど・・・。
介護に来ている小姑(叔母)の愚痴とかも聞かされて、だから私は、ああ、母もつらいんだ、母は大変なんだ、
と思ってしまって、自分が我慢すれば、
母のストレスのはけ口として聞き役にくらいなってあげようとか余計な仏心を出した。
結果としてメルトダウンをおこしたけど。
だから私はもう帰省したくない。帰省すると母の車に乗らなきゃいけないから。
もうトラウマ、というか、アレルギー。私を地元に帰省させるために、
私の大好きな母方の祖母の寿命を巧妙に口実に使う手段にももう気づいてしまった。
祖母は私の心の中に生きているから、今生ではもう会えなくてもいいと思っている。