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これに関連して、李明博(イ・ミョンバク)大統領の実兄の李相得(イ・サンドク)ハンナラ党
議員が6~13日、大統領特使の資格でリビアを訪問したが、最高指導者カダフィ大佐に
会うことができなかった。李議員はその代わりにマフムーディ首相に会ったが、マフムーディ
首相は、カダフィ大佐に関連した韓国メディアの過去の否定的な報道内容を見せ、「リビアは
多くのインフラ建設を韓国に与えているが、こんなことがあっていいのか」と興奮したという。
李議員は、マフムーディ首相に4度会って、リビア内の韓国企業の工事が再開することに
なったという。
ある消息筋は、「リビア当局が、現金の受け渡しの場面を捉えたことを理由に、国情院職員
が単純に工事関連の情報を得ようとしたという韓国政府の説明を信じようとしなかった。
工事関連の情報以上の機密事項を探ろうとしていると誤解している」と伝えた。
これに関連して、アラブのメディアは、韓国外交官がカダフィ大佐と息子やリビア政府要人に
対するスパイ活動をしたと、リビア政府が問題提起していると報じた。また、このような
スパイ活動が、韓国政府のためのものだったのか、「他国」のためのものだったのかを
調べていると伝えた。
これについて外交筋は、「根拠のない記事」とし、「情報活動の目的について、リビアと
意見の相違があるだけだ」と話した。同消息筋は、「韓国は30年間、リビアとの関係を
維持してきた。リビアの国益に反する行為をする理由がない。誤解が解ければ、駐韓
リビア代表部の領事業務も再開されるだろう」と話した。
いっぽう、リビア当局は、最近逮捕した宣教師・コ某氏と現地の韓国人農場経営者チュ某氏
の事件を宗教法違反の問題と見ており、国情院職員の情報活動問題とは別の事件と
考えていると、外交消息筋は伝えた。