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無断訪朝した韓相烈牧師、平壌で記者会見
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先月、政府の許可なしに無断で訪朝し、現在も北朝鮮に滞在している韓国進歩連帯常任顧問の韓相烈（ハン・サンリョル）牧師（60）が先月22日、
平壌の人民文化宮殿で記者会見を開き、「李明博（イ・ミョンバク）こそが哨戒艦『天安』沈没事件で犠牲者を死なせた元凶だ」と話したことが、
21日までに分かった。韓牧師は「（天安事件について）一つ確実なことは、そもそもの責任が李明博にあるということ」と話し、こうした主張を行った。
本紙が政府当局から入手した記者会見全文によると、韓牧師は記者会見で「李明博式うその決定版である『天安』沈没事件について話そうと思う」と
断った上で、「魚雷の破片から見つかったアルミニウムの成分がおかしい」といった、北朝鮮や韓国国内の左派が提起した疑惑をそのまま繰り返した。
さらに韓牧師は、「結局（天安事件は）、韓米日同盟で自分の主導権を失うまいとした米国と、（統一地方）選挙に利用しようとした李明博政権の
共同詐欺劇の可能性がある」と主張した。記者会見の最後には、「『天安』の沼にはまってもがきながら、結局自分が滅び、国も滅び、民族も滅ぶ
不幸な大統領にならないように祈る。悔い改めて新しく出発するか、いますぐにでも辞任せよ。むしろ、辞任するのがいいかもしれない」と述べた。
北朝鮮の6・15北側委員会は先月23日、この記者会見の内容を6・15海外委員会事務局に送り、「祖国統一民族連合の韓国側本部を通じて、韓国の
団体に伝えてほしい」と要請したという。
韓牧師は別の事案についても、李大統領を厳しく非難した。同顧問は「李明博政権をはっきりと糾弾しようと思う」と述べ、「神が最も嫌う人はうそつきだが、
李明博長老はこれまで多くのうそをついてきた」と主張した。「大運河構想を4大河川（漢江・洛東江・錦江・栄山江）再生事業に化けさせ、命の川を死なせて
いる」「（李明博は）“統一は自由民主主義体制にするのが望ましい”と騒ぎ立てた。一言で、吸収統一しようという意味だ」といった発言を連発した。