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おはよう月研
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 日本大使への投石
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
重家俊範・駐韓日本大使が離任を前にした日韓友好団体主催の講演会で石を投げられる
事件があった。大使に大事はなかったが、通訳の大使館員(女性)が手にケガをした。
コブシ大のコンクリート片だったから危なかった。
記者たちの間では「イラクでブッシュ米大統領が靴を投げられたように、靴だったら国際的
話題になったのに」などと減らず口が出ていたが、危険なコンクリート片ではユーモアに
ならない。犯人は領土問題がらみで日本に恨みを抱きコトに及んだという。
当局の調べに対し「安重根のように歴史に名を残したかった」と語ったというが、安重根は
今から100年ほど前、当時の日本の対韓政策に反発し元勲・伊藤博文を満州のハル
ビン駅で狙撃し暗殺した人物。韓国では歴史的英雄として今なおほめたたえられている。
今回の投石事件に対し世論の大勢は批判的で、とくに「安重根うんぬん」には戸惑いを
見せ、時代状況を無視した時代錯誤だという。韓国は今や日本とは対等な関係にあり、
外交的にも密接な協力関係にあるではないかというわけだ。
ただ、韓国では安重根をはじめ多くの抗日テロの主人公たちが愛国者として顕彰され、
マスコミや教育現場などで繰り返し称賛されてきた。その影響もあって“考え違い”する
人間がいるかもしれない。しかし100年前と違って韓国はすでに立派な独立国家で
世界有数の経済発展国だ。投石などかえってその誇りを傷つけるものだろう。(黒田勝弘)