10/06/12 08:49:50 rFHeLcLT
>>753
これには「このままでは戦争だ!」「われわれは戦争準備ができている!」
などといった北朝鮮の脅迫キャンペーンも効いた。
「戦争か平和か」といわれれば、緊張が緩んで久しい、豊かな暮らしの韓国社会は「平和」に傾く。
北朝鮮に対しては「対立より支援・協力」を主張する野党の勝利は、北朝鮮の大いに望むところだ。
野党は哨戒艦事件についても「北を追いつめた韓国が悪い」と李明博政権を非難していた。
韓国は元の対北支援・協力政策に戻るべきだというのだ。
その野党が勝ったのだから北朝鮮は大喜びである。選挙の勝利者は北朝鮮だった。
事件のおかげである。だから北朝鮮は事件を起こした?
北朝鮮の“戦争脅迫キャンペーン”に興味深いものがあった。最高権力機関の
「共和国国防委員会(金正日国防委員長)」のスポークスマン声明(5月20日)にはこうある。
「わが方が遂行する全面戦争は(略)全民族が強盛する統一大国を打ち立てる
全民族的で全人民的、全国家的な戦争になるだろう」
報復や制裁には全面戦争で応えるが、それは南北統一戦争になるというのだ。
ちょうど60年前に失敗した、武力による南北統一戦争をまたやるといっているのだ。
韓国も、実は有事に備えた米韓連合軍の「作戦計画5027」があり、
そこでは北進および平壌占領を含む“統一戦争”が視野に入っている。ということは、
南北とも口では平和統一をいっているものの、具体的な統一イメージではやはり“武力統一”なのだ。